3. 「都市」について

2020年東京五輪 不開催記念「プラットフォーム2020」

磯崎新:企画、SANAA:案、出典:atプラス25 ドローン3Dサイネージ SANDWICH 皇居前広場で100日間のイベントを行う。中空に浮いた「プラットフォーム」の中で電子的なテクノロジーを駆使し、24時間、世界各地とネットワーク・中継を結ぶ。その中の1つとし…

スコピエ都心部再建計画

スコピエ都心部再建計画(旧ユーゴスラビア1965-) コンペ時の案 コンペ時の案 最終案(City Gate and city wall) 最終案(City Gate and city wall)

代々木体育館の「道建築」

「いくつかの経験」丹下健三 より代々木国立屋内総合競技場のふたつの体育館と、渋谷駅、原宿駅のそれぞれは、道建築と呼んでもよいようなものによって構造づけられて、ひとつの有機体となっていますが、またこの道建築は、コミュニケーション空間として、人…

東京計画−1960 その3

「いくつかの経験」丹下健三 よりそこはまた、コミュニケーション・スペースとして人びとが参加して行くチャンネルでもあるといえます。そういった構造をつかまえて行かなければ、ひとつの建築や建築群といえども、特に都市空間では、なおさらのことつかまえ…

東京計画−1960 その2

「いくつかの経験」丹下健三 より東京に帰るとすぐ世界デザイン会議に参加し、それにひきつづいて世界保健機構のジュネーブ本部の指名設計競技をやり、また東京計画ー1960に丹下研究室で半年ばかり没頭したことは、私たちの問題意識と方法をより明確にし…

東京計画−1960 その1

「いくつかの経験」丹下健三 よりCIAMの第10回会議ー1959年ユーゴスラビアのデュブロブニクで開かれたーのころからすでにCIAMの思想と方法論に反省が現れはじめました。このCIAMは外の敵と戦わなければならなかったのですが、現在のCIAMの戦いは内に対しては…

古代ギリシャ都市2

アテネのアゴラ。時代によって変遷あり。

古代ギリシャ都市1

アソス Assos(現在のトルコ共和国にある町)の古代ギリシャのアゴラ

古代ローマ都市1

カンプス・マルティウスは古代ローマの時代、公共地域だった。パンテオンもこの地域にある。ピラネージの版画にも描かれた。

そして広島計画

「いくつかの経験」丹下健三 よりしかし、こうした経験を通じて、私たちはいかに建築家がこの復興にとって無力であるかをひしひしと感じざるを得なかったのです。焼けこげたコンクリートの建物が点在するだけの焼土と化した国土の姿をみて、私たちはちょうど…

ギリシャのアゴラ

「いくつかの経験」丹下健三より時代は日本の中国侵攻の段階から太平洋戦争へと突入し、平和的な意味での建築の仕事はだんだんなくなっていきました。私が前川国男先生の事務所からふたたび大学院にもどったのは、太平洋戦争のはじまった年の暮だったように…

ローマのCapitol 

「いくつかの経験」丹下健三 より私が大学を卒業したころー1938年でしたがー現代建築はすでに形式化の危険をうちにはらんでおりました。いわゆる過去の伝統と様式を捨て去って裸になった現代建築は、合理主義とも機能主義とも呼ばれておりましたが、しかしそ…

07/75 まち作りの両極

震災で破壊された東北のまちを復興しなければならない。様々な地域で、様々な状況で、多くの方々が心血を注いでおられると思います。現実は目の前に強烈な姿を晒しています。とにかく、目先の混乱を何とかしなくてはならない。しかし、建築とまちつくりの専…

73 ギリシアの都市

ペルガモンにあったアクロポリスの丘です。The akropolis at Pergamon自然に対する「畏怖の念」建築の美しさ人間の叡智を賛美日常にある神の存在緑多い大地ポリスと建造物

51 故郷の都市計画

コルビュジェがまだ20代の頃に描いた「庭園都市」 Cite-jardin 案です。当時はまだ本名ジャンヌレでした。1914年制作です。計画は戦争でストップしています。場所は生まれ故郷、ショー・ド・フォン。土地を開発し、集合住宅を建てる計画だったようです。コル…

28 あの場所に

地震と津波で家を破壊された方々は、「衣食住」のベースを失って、大変お気の毒です。家を失って避難先で日々を過ごす人々はどう思うのでしょうか。いつか元住んでいた場所に戻って暮らしたい。元の場所に再び家を建てたい。それとも、あんな辛い思いをした…

16 原理都市の緑

コルビュジェの「300万人のための現代都市」です。彼の考えでは、都会で人間は高層集合住宅に住むべき。地面をなるべく多く確保して緑を植えて公園にすべき。コルビュジェは都市計画と造園をパラレルに考えていました。

09 砂漠の集落

樹木の大切さ、、、、、を考えてみました。過酷な自然の中で人間が生きなくてはならない時、樹木はどんな役目を果たしてくれるのか。木陰をつくる。雨をよけてくれる。同時に水と光を呼び込んでくれる。小さな生物を集めてくれる。その結果、有機体が生き始…

70/75 グラナダの涼しい広場

カテドラルの裏にある広場 plaza Trinidad です。平面は正方形。中央に噴水があり、まわりにベンチが置かれています。 広場は車や人が行き交うまち中にあり、緑のオアシスになっています。背の高い樹木がたくさん植えられていて、自然の天蓋をつくり出してい…

69/75 サン・ニコラス広場の教会

サン・ニコラス教会 San Nicolas です。見えているのは鐘楼ですね。サン・ニコラス教会はアルバイシン Albaicin という地区にあり、前広場はアルハンブラ宮殿の全景が一望できる最高の観光ポイントです。 アルバイシン地区はイスラム人居住地として古くから…

67/75 グラナダの広場

スペイン、アンダルシア地方の町、グラナダ Granada です。シエラネバダ山脈のふもとに位置する内陸の都市で、アルハンブラ宮殿があることで有名ですね。 グラナダは700年以上にわたってスペインを根城にしてきたイスラム勢力が最後まで残っていたまちです。…

66/75 花の小径

コルドバのユダヤ人街 Juderia です。ここには「花の小径」calleja de las Flores と呼ばれる迷路状の素敵なエリアがあります。 ユダヤ人街は建物が密集し、迷路のように細い道が入り組んでいる地区ですが、「花の小径」のエリアは壁が白く塗られどこもかし…

59/75 アンダルシアの町マラガ

ここはスペインのアンダルシア地方 Andalusia にある港町マラガ Malaga です。マラガはスペイン南端、地中海に面する人口56万人の大都市です。 これは町の中心部を走るアラメダ通り Alameda Principal というメインストリートですね。街路樹が自然の「アーケ…

56/75 広場はやっぱりいい

これもリミニの Piazza Ferrari です。広場に面してMuseumが一つありますが、広場としては地元の人たちが知っている程度の地味な存在です。お祭りやイベントが催されると多くの人々が集まり華やいだ場所になるようです。リミニは夏の町なので、この冬の時期…

49/75 橋の上の商店街

リアルト橋 Ponte di Rialto の上にある商店街です。階段で登り降りする通路の両側にたくさんの商店が並んでいますね。 リアルト橋は何度かつくり直されましたが、現在の石の橋は16世紀末に完成したものです。

47/75 ヴェネチアには自動車がない

リアルト橋 Ponte di Rialto から見た大運河です。ヴェネチアのメインストリートですね。メインストリートに自動車が走ってない現代都市がここベネチア以外にあるでしょうか。 建築や都市をつくる側から見ると、ある意味「車」はエイリアンのような存在です…

43/75 アルノ川の河口にある町

ピサ Pisa です。ピサはイタリア半島 Italian Peninsula の北、アルノ川の河口に位置する町ですね。河口は半島の西側にあります。古代ローマ帝国の軍港だった歴史をもっています。とは言え、まちの中心部は海から10kmほど上流にあります。 この写真はミラコ…

41/75 バチカン

バチカン市国 State of the City of Vatican は1929年にイタリアから独立した主権国家です。同時に世界のカトリック教会の総本山でもあります。国土は日本の皇居の半分弱。全体が高い城壁で囲まれ、中には教会の他に巨大な美術館、オフィス、庭などがありま…

40/75 カンピドリオ広場

カンピドリオ広場 Piazza del Campidoglio です。ここにローマ時代、帝国の行政府が置かれていました。小高い丘の上にあり、眼下にフォロ・ロマーノを見下ろすことができます。丘の名前は Capitoline hills。「7つの丘」の中で一番高く、首都 capital とい…

39/75 フォロ・ロマーノ

ローマです。この写真はフォロ・ロマーノ Foro Romano, The Roman Forum です。古代ローマの中枢部だった場所ですね。 ローマのまちは平坦ではありません。中心部には幾つかのゆるやかな丘があって、地形は起伏に富んでいます。主な丘には名前が付けられてい…