「制度設計」とは

例1 国王が支配する私物だった領土が「国家」となり、民は「国民」となった。

 

例2 明の皇帝に日本国王に任命してもらい、交易の利益を独占した足利義満。

 

例3 自らの権威を象徴する建物を考えた織田信長。

 

追記 2020年2月29日の日本社会レポート

今、日本社会は混乱している。

日本国内の新型コロナウィルスの感染者は230人。死者5人。今後も増加する見込みであるにしても、毎年流行するインフルエンザは1000万人感染し、死者は200人から1800人だ。圧倒的にインフルエンザの方が怖いではないか。

とはいえ、新型コロナウィルスの発生源である隣国の中国では尋常ならざる事態になっている。そして世界の主要な国々が自国を守るために非常事態を宣言し「戦争」に準ずる様な特別な対応を断行している。感染を疑われるものは入国させないと。

従って、当然、日本でも政治主導で特別な対応を断行しなければならないはずだが、安倍総理をリーダーとする日本政府のやっていることは意味が解らない。

○毎年200人から1800人もの死者が出るインフルエンザに対して、新型コロナウィルスはまだ死者4人なのにもかかわらず、イベントを控えろだとか、学校に行くなだとか、なぜ極端な要請をするのだろうか?

○隣国の中国は本当のところ、どんな状況になっているのかテレビや新聞から流れてくるニュースでは国民はよく分からない。何千万人もの人が新型コロナウィルスに感染し、何百万人もの人が死んでいるのかも知れない。大都市が幾つも「封鎖」されているとはどういうことか、その結果、何が起きるのか。経済はどうなるのか。

○中国で起きているこうした惨劇を受けて、世界の主要国が戦時にも似た強い対応を迅速にとっている。しかし、日本は中国から毎日800人以上も入国しているというのに流入を止めようとしない。なぜ止めないのか。習近平首席をお迎えするためか?

○そして日本の国民には外に出るな、学校にも行くな、病院にも行くなと言って行動を制限し、国内の外国人旅行者には自由な行動を許し、不調時には早めの病院行きを推奨している。

 ○挙げ句の果てに、中国政府から「日本は新型コロナウィルスへの対応が遅れている」と情報戦のパンチを喰らい、検査キットをプレゼントされて日本国内の感染者が増大するように仕向けられ、真面目な日本人なら律儀に検査するはずだ、一緒にウィルス退治を頑張ろうと優しい顔をされ、やがて、感染者がそこそこの数になった段階で反旗をひるがえされ、発生源は日本だったとデマゴーグを世界中に流されるだろう。

日本政府は、総理のリーダーシップが発揮できない悪しき「制度」に縛られているのだろうと思う。二階幹事長、公明党、中国議連、経団連、医師会、ハニトラにかかって足枷されてる議員、財務官僚、メディアの魑魅魍魎、などなどが、入り乱れて現実を動かせない。

福島の原発事故が起きたとき、建築家の磯崎新は「国会議事堂を船に乗せて福島沖に停泊させる」提案をした。これくらいの大なたを奮って行政の「制度設計」をすべき時に来ているように思う。

 

以下おまけ。

中国の武漢から始まった新型コロナウィルスによる肺炎は中国全体に蔓延して膨大な数の病人が出ている。病院がパンクし、治療を受けられない病人は自宅で死に、路上でバッタリ倒れて死に、挙句の果てに、死体の処理が間に合わず一箇所に集めて焼いているとか、カラスの大集団が空を旋回して放置された死体を餌に狙っているとか、一夜でプレハブの病院を建設して治療に当たるとか言いながら実は病院ではなく死体処理施設だとか、とにかく日本の隣で一体何が起きているのか、実のところよく解らない。

中国国内で起きている悲劇の実態は共産党政府による情報統制によって我々は知ることが難しいとされている。事実そうだろう。同時に日本のメディアはバイアスのかかった情報ばかりを流し、何が事実で、何が日本の国益なのか、全然判断できない。

武漢など1000万人都市が封鎖されて人の行き来ができない、北京や上海でも人の往来が制限されている、家族社会をベースとする中国人民は政府の指示とは別に、それぞれが自分たちの住居エリアをバリケードで囲って守っている、武漢人は中国国内で差別を受けている、「新型のウイルス」の正体は武漢にある生物化学兵器の研究所から漏れ出した「人工的なウイルス」だ、その証拠にタンパク質の配列がおかしい、実は一人っ子政策でも止められない人口増加を止めるために中国政府が意図的にばら撒いたのだ、その目的はもう一つあり、それは香港の「暴動」を止められない程に弛んだ共産党の指示系統を強化するためであり、肺炎が蔓延して混乱する国内の主要都市を対象に、都市を封鎖し隅々にまで中央共産党政府の威令が行き届く様にするためだ。こんな情報もネットに流れているが、どこまで本当か分からない。