今の米国はどうなっているのか:状況理解の試み14

 

■アメリカと中国の公館について

 2020年7月、アメリカ政府はヒューストンにある中国総領事館を閉鎖させた。報復措置として中国政府は成都のアメリカ総領事館を閉鎖させた。

 アメリカにある中国の公館はワシントンに中国大使館、ニューヨーク、シカゴ、ロサンジェルス、サンフランシスコ、ヒューストンにそれぞれ中国総領事館がある。

 一方、中国にあるアメリカの公館は、北京に米国大使館、上海、成都、広州、瀋陽、香港にそれぞれ米国総領事館がある。

 

■アメリカと中国は朝鮮戦争で戦火を交えた

 1950年6月、北朝鮮軍が38度線を超えて韓国に侵攻。 7月、アメリカ軍を主体とした国連軍が韓国側について北朝鮮と交戦。10月、平壌を陥落させる。

1950年10月、中国軍(毛沢東が首席)が朝鮮半島に侵攻し、アメリカ軍を主体とした国連軍と交戦。

1953年7月、休戦。中国軍は21万人(推定)の戦死者を出して撤退。アメリカ軍の戦死は3万人程度だった。

 

■日本にはスパイ防止法がない

北朝鮮のスパイは韓国で仕事をするときは命がけ。日本で仕事をするときは観光気分。

国会でスパイ防止法を作ろうとすると反対する議員が一定数存在する。それらとリンクして大手メディア、出版界、経済界にも反対勢力が存在する。その集団がおそらく「スパイ」だと思われる。中国、北朝鮮、ロシアなどに日本のマル秘情報を渡している。