Granada

vista of granada

グラナダアルハンブラ宮殿の遠景です。グラナダはアンダルシア地方にある人口24万の都市ですね。小高い山に宮殿が築かれ、その下に市街が広がっています。このまちの歴史もコルドバ同様、イスラム文化からキリスト文化への転換の中で刻まれました。ローマ帝国のまちを経て、711年イスラム教徒によってグラナダは占拠されます。以降1492年にキリスト教徒がまちを奪取するまでの約780年間イスラム世界の中心地として繁栄を謳歌しました。1479年に誕生したスペイン王国は全国統一を目指し、イベリア半島に領土を広げていきます。というわけでグラナダを奪取したキリスト教徒はスペイン軍でした。1492年の1月、スペイン国王フェルナンドと王妃イザベルが敬意を表してイスラムの衣装をまとってグラナダ入りを果たし、アルハンブラ宮殿スペイン王国の宮廷を置いたとき、イベリア半島は統一され、同時にレコンキスタは完了したとされています。この年はイザベル王妃の命を受けたコロンブスアメリカ大陸を発見した年でもあり、スペインの黄金時代が始まる時期だったんですね。