アーティスト磯崎新の震災プロジェクトです。ここで、彼はアーティストとして振る舞っています。
かつて、1980年代に浮上都市「ラピュタ」計画というのがあった。
これに倣って、500mx500mのメガフロートに国会議事堂を載せて「立法府」を移動させる。目指すは福島。
原発の事故現場、その海岸にメガフロートを繋留。この場所から震災復興の号令をかける。
総理はじめ閣僚と国会議員。各省庁の官僚。彼らは、災害のもっと深刻な場所で仕事をする。これなら誰も文句は言わないだろう。
日本を再生するにはもはや遷都するしかない。これは、あながち、妄言ではない。いまの日本が、実はどれほど深刻な危機に瀕しているか。アーティストは感じ取っている。
しかし、その先が「福島」
と言うのが、アーティストたる所以である。