米国の建築家 Louis Kahn カーンのキンベル美術館です。 Kimbell Art Museum 1972
カーンの建築、そしてカーンの存在は建築に向かうとき必要な「厳しい姿勢」をいつも我々に思い起こさせてくれます。
コンクリートと石の使い分け。その素材感。R天井に走る光と陰のグラデーション。正面の光壁。軸線に沿って誘導される歩行衝動。
カーンの建築は、実際に体験しないとその凄さは分からない!と誰もが言います。
裏を返せば、コンセプトの優秀さや産業構造に対する特異な切り込みが評価された20世紀建築への「アンチ」として、今でも見るに値する建築物だということですね。