65 重力なしの抽象化

mondrian

Composition 1913
Piet Mondrian
モンドリアン
モンドリアンは木をモチーフにして抽象化の道を進みました。具体的な木のかたちが徐々に解体し、キュビズム的な解釈を通して線の集合体に変形されてゆく過程をこの絵はよく表しています。これは重力が消し去られる過程でもあったと考えられますね。このあと彼が行き着いたのは「ブロードウェイ・ブギウギ」のような作風でした。
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