66 光で描く

nagy

Photogram 1920s フォトグラム 
Moholy-Nagy モホリ=ナギ
光で描くというアイディアは伝統的な絵画技法の延長上に発想されました。このことが、このアイディアが今でも参照される理由です。太くて長い幹から出て来た枝は強くしっかり育つものです。これを考えたモホリ=ナギはバウハウスでも教鞭をとった気鋭のアーティストです。「光で描く」ことが何をもたらしたのでしょうか。彼自身のコメントによると、動きを三次元空間に表現することが可能になった。つまり二次元のキャンバスから飛躍し、光と影を使って空間にものを描くことができるようになったということです。
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