住居 1/75

ken1062006-10-06

本日、10月6日は建築家ル・コルビュジエの誕生日です。コルビュジエは1887年の今日、スイスの山奥に生まれました。78年の人生を熱く生き、最後は地中海で亡くなっています。家具から都市計画まで幅広く手がけ、また画家として多くの絵を残しました。
そんなコルビュジエが一番大切にしたのはヒューマンスケールです。どんなに冒険的な提案でも、必ず人間の存在が中心に据えられていたんですね。コルビュジエのこうした姿勢は「住宅」が建築の中心的テーマになったことを表しています。古典建築では教会や公共施設でした。
この写真はアアルトの「マイレア邸」です。フィンランドタンペレ郊外にある住宅です。冬は雪が積もる自然環境の厳しい場所に建っています。これは1階のリビングです。大きな窓から中庭が見えていますね。中庭にはプールがあります。「住居」を考える時、美しくて気持ちのよい例として最初に思い浮かぶ名作です。