集まって住む 32/75

ken1062006-11-06

エーゲ海にあるサントリー二島です。ギリシア共和国に所属するクロワッサンのような小島で、長さが約12kmほどです。これはイア(Oia)というまちですね。
イアは実にきれいにまとまって見えます。おそらく、まちの作り方に幾つかのルールが存在しているのでしょう。それは、一つ一つの建物の作り方に関してだろうと思われます。これと対極にあるのが都市計画的な方法で、幹線道路を通し、枝道をつくり、広場を設け、、、というように、まちの全体像から逆算して必要なものを計画してゆきますね。
このイアという小さなまちがかもし出す見事な統一感は、斜面に建物を作ろうとする人々それぞれが、外壁は白ペンキ、窓はフレームなしのくり抜き窓、のように風土と習慣に合った一定のルールを守ってきた結果に違いありません。ここで指摘しておきたいのは、人々が「集まって住む」場所には、建築やまちをまとめる何らかのルールが存在しているはずだという点です。