イタリアのラヴェンナ Ravenna にあるサン・ヴィターレ教会 Basilica di San Vitale です。外見はこのように簡素ですが、内部には黄金に輝く見事なモザイク画が壁面や柱を飾っています。それらは初期ビザンティン美術の傑作として有名ですね。
ラヴェンナはアドリア海に面した北イタリアの小都市ですが、5世紀はじめ頃には西ローマ帝国の首都だったこともありました。その後、ゴート族（ゲルマン人）の支配を経て、ビザンティン帝国（東ローマ帝国）の拠点都市になります。
サン・ヴィターレ教会はビザンティン帝国のもとで6世紀はじめに完成した建築です。
