人間のおもい

人間のおもいとはものを大切にするこころです。おもいやりですね。建物はそれを受け取り、刻んでいます。そして今度は逆に人間が建物からおもいを受け取る。生きた建物と人間の関係はこういうものです。使う人の気持ち、おもいは、建物にとってかけがえのないエネルギー源なのですね。一般に誰かが大切にしているものは、何かオーラを出していることがあります。科学的分析をして原因は手の油だ、という話をしてもしょうがないですが、長年使って味が出ることに対して、ものを大切にする人間のこころに原因を求めるのも重要だと思います。人間のおもいが生きた建物をつくるのですから。

life from man to architecture

A man gives birth to architecture whose beginning is just set of substances. Various sorts of expression from human beings, passion, fear, sadness and so on, will make building hot. It takes a long time for life to soak into the building but must be necessary for the building to live a life with richness.