風土

風土によって建物のつくり方が変わります。一つその原因を挙げるとすれば、それは湿度でしょう。ヨーロッパとアジアの建物のつくり方を単純化して較べてみます。
湿度の低いヨーロッパでは石を積み上げてまず壁をつくります。閉じたスペースが立ち上がっても、湿気がこもって仕上げの材料が痛んだりしません。その後に木で屋根を架けて瓦を載せます。一方、湿度の高いアジアでは木の柱、梁で建物のフレームをまずつくります。風通しを良くすることに大きな配慮が必要とされますね。そして壁をつくる前に普通は屋根を架けてしまいます。このように、両者の違いは湿度に対する対処方法に現われていることが分かります。
ところで、建物をつくる最初のステップが、石積みの壁か、木のフレームか、という相違は完成した建物のイメージにも残りますね。堅牢な構築物。何百年も維持され、内部を時代に合わせ更新して使い続ける。ヨーロッパの建物のイメージです。かたや、アジアの建物のイメージは、木と紙でできた仮設物。必要に応じて新しく建て替える。清潔である。という感じですね。
湿気を通してヨーロッパとアジアの風土の違いを考えてみたとき、建物以外にも違いが反映されていることに気づくかもしれません。例えば、白人とアジア人の性格がドライかウエットか。ちょっと飛躍しすぎかな。

local climate emerged on building method

Each region has each relevant building method according to its climate. Europe takes tight way how to construct a structure stacking stones. Asia has light way making framework of wood. This distinction must come from the difference about climate. Europe is dry and Asia is wet. Stone made building should be the reaction against dry climate and wooden framework does against wet one. Building method takes reasonable answer. So looking at the character of method might reveal the feature of climate.