チャールズ・イームズ

eames

チャールズ・イームズ 
Charles Ormond Eames (1907-1978)

チャールズ・イームズアメリカのデザイナーです。家具のデザインで有名ですが、他にも展覧会の組織者として、短編映画の作家として、すぐれた仕事をしました。建築に関しては自邸のデザインを手がけ、プレハブによる完成度の高い画期的な住宅を完成させました。

チャールズ・イームズはセント・ルイスに生まれ、ワシントン大学で少し建築を学んだあと、地元の建築事務所で住宅設計の修行をします。30代はじめの時、友人だった建築家エーロ・サーリネンの誘いでミシガンに移住しました。そこの美術学校で再び建築を学び、やがて教師となります。専門は工業デザインだったようです。サーリネンと共同で新しい家具の開発に打ち込みました。

30代半ばの時、2人目の妻となるレイと結婚し、ロサンジェルスに移ります。レイはチャールズの後半生にとって、かけがえのないパートナーとなりました。2人で「イームズ・ハウス」をデザインし、プレハブという工業製品による生産方法の新しく新鮮な可能性を開拓したのです。