57 原子力空母

unclear carrier

nuclear aircraft carrier, Nimitz class
ニミッツ級原子力航空母艦
調べてみると、米国が所有する10隻の原子力空母のうち9隻がニミッツ級と呼ばれる量産タイプの空母です。量産タイプということで、これらは全て同じ規格で建造されたようです。船のデータは次のとおりです。排水量約10万トン、全長333m、巾40m、速度30ノット(時速約60km)、90機搭載、乗組員約3000人。ちなみに全長333mは東京タワーの高さと同じですね。原子力航空母艦の最大の特徴は当然、原子炉を搭載していることにより燃料補給の必要がない点です。ただし、船自体の燃料は原子力で自家発電するからよいのですが、搭載機の燃料はどうしても船外から補給する必要があるため、定期的にどこかの港に寄港せざるを得ないようです。それから乗組員の食料なども寄港して補給するようです。もう一つの特徴は、原子力発電なので煙突が必要ありません。そのため艦上で視界をさまたげるものが存在せず、戦闘機の離発着がスムーズであることが挙げられます。このニミッツ級原子力空母は軍艦として世界最大の大きさを誇っています。ちなみに米国が所有する残り1隻の原子力空母が有名なエンタープライズですね。
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