58 Mies drawing

ken1062011-09-22

1919年に開催されたオフィスビルコンペのために描かれたドローイングです。作者はミース。敷地はベルリンの Friedrichstrabe です。

都会の土地不足に応じて、三角形の狭い敷地に高層オフィスビルをたてるという提案です。

このドローイングは、鉄とガラスの建物にも「美的」な含意を与えるすばらしいものだと思います。近代建築の歴史から言うと、床スラブを積層して表面をガラスで包んだ「事務所ビル」の起源をこのドローイングに見出そうとしますが、それ以上のインパクトがあるように感じます。

「ガラスは透明ではない」ことを1919年の時点で表現しているところに注目すべし。