「日本」を名乗るようになったのは西暦700年頃。それまでは倭国だった。周辺には百済、高句麗、新羅、唐といった国があった。
倭国は、白村江(はくすきのえ)の戦で唐・新羅の連合軍に大敗して朝鮮半島の権益を全て失い、本土を侵略される危機にあった。防人(さきもり)を置いたり、遷都を行って必死にもがき、律令国家に生まれ変わることができた。
660年 百済(倭国の友好国)滅亡
661〜663年 ★白村江の戦(天智天皇の時代)
663年〜 倭国、唐・新羅の侵攻に備え九州、瀬戸内海周辺の防備を固める
667年 ★難波から内陸の近江京へ遷都
668年 高句麗(唐の敵対国)滅亡
671年 天智天皇、急死
672年 ★壬申の乱で天武天皇が即位、新国家建設を進める、飛鳥に遷都
676年 新羅、朝鮮半島を統一
686年 天武天皇、崩御
690年 持統天皇(女帝)、即位
694年 藤原京に遷都
701年 ★大宝律令、制定(侵略の危機を脱し「日本」を名乗る)
★は注目ポイント。