「死」 2004.10.20

Luxor

この絵はエジプトのルクソール市にあるアメン神殿の復元予想図です。背景にはナイル川と王家の谷が描かれています。アメン神殿は「カルナック神殿」とも呼ばれ、ナイル川西岸に位置する古代エジプト文明の主要建築物ですね。

実はアメン神殿の他に2つの神殿が存在し、3つを合わせて「カルナック神殿」と呼ぶのが正しいようです。中でも最大の規模を誇るアメン神殿は、歴代の王が長い時間をかけて増築を繰り返したので、内部は迷宮のようです。

ナイル川西岸は、ルクソール市街が広がる開かれたエリアで、現代では空港や駅、ホテルなどがつくられ開発が進んでいます。

さて、カルナック神殿やピラミッドは巨大で非日常的な建築物ですが、死後の世界を身近に感じていた古代エジプト人にとって、こうした非日常的な建築物はどんな存在だったのでしょうか?。ファラオを崇め、太陽を信仰していた古代エジプト人。