次のシリーズをはじめるに当たって
3.11以降、日本国は遷都が必要なほどの危機にある。
福島の原子力発電所が爆発し、膨大な放射性物質が飛散した。その結果、東京、神奈川、静岡周辺まで人が住めない地域が発生した。
東日本の広大な国土が放射能汚染され、食用の農作物や海産物がダメになった。
東北地方の多くの住民は公的な援助がなく避難できずにいる。子供が被曝している。
放射能汚染された瓦礫を全国に分散して処理する計画を実行している。
海洋汚染の損害賠償を反日本の諸外国から請求される事態にある。
こうした状況で本来存在するはずの多くの重大な事実を、日本政府は国民に語らない。大手メディアは報道しない。
国会議員は、国内の混乱と海外からの圧力に対抗できる方策を示し、実行するように国会を運営できていない。被曝の法律すら守れない。
多くの地方自治体が国民の健康と幸せをふみにじる行政を行っている。
国のリーダーは全く頼りがいがない。
こうした中、一般市民が、私的な活動を自発的に行って、絶望的な状況を変えようとする動きがある。
2011年秋。今はそこにしか未来への光が感じられない。