リートフェルト 1888-1964

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リートフェルト 
Gerrit Thomas Rietveld
(1888-1964)

リートフェルトはオランダの家具デザイナー、建築家です。シュレイダー邸の設計で有名です。また木製の椅子レッド/ブルー・チェア、ジグザグ・チェアをデザインしたことでも知られていますね。リートフェルトは「デ・スティル」のメンバーでした。

リートフェルトユトレヒトに生まれました。父親も家具職人です。少年時代は父の工房で修行しています。16歳から4年間ユトレヒトにあった工芸学校の夜間コースで専門教育を受けました。建築についても学んだようです。23歳のとき自分の家具工房を開きました。

30歳のとき「デ・スティル」のメンバーになります。この頃の彼の仕事は家具の他にインテリアデザインや建物の改修なども含まれています。そして36歳のときシュレイダー邸を完成させたのです。クライアントはシュレイダー未亡人で、リートフェルトはこの女性と共同で設計しています。軽量鉄骨の使用によって連続するオープンな室内空間が実現しました。細部に神経の行き届いた名作ですね。

リートフェルトはシュレイダー邸を完成させた後、幾つかの住宅を設計しました。ウィーン工作連盟やCIAMヴェネツィアビエンナーレなどにも参加しています。76歳で亡くなりました。