今改めて確認すべき「日本的なもの」2/10

「日本的なもの」は、外国人の目で日本を見たときに初めて浮き上がってくる概念である。

 

倭国が「日本」になる西暦600年代、大陸の大帝国「唐」や朝鮮半島の「高句麗」「新羅」といった外国勢力と死に物狂いの戦争を行い、都を定め、法律を整え、仏教を定着させ、大陸(中国)や天竺(インド)にまでその噂が拡がるように超大型の大仏を作りあげていた時代に「国」=ナショナルが、海を超えて交わる=インターナショナルな状況が生まれたのではないかと思う。

 

そして、そもそも「建築」という概念も、明治時代に欧米から持ってきた輸入品であるので、建築における「日本的なもの」と言ったところで、実は事後的に見出されるフィクションに過ぎないと考えた方が気が楽だ。しかし、この話は難しいので、深堀りしない。

 

 

日本列島の豊かな自然が、日本の風土を産んだ。とりわけ農村の自然は素晴らしい。山里にある鎮守の森も実に素晴らしいものだ。 

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豊かな自然

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合掌造り

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日本には四季がある