建物は動かない。いつでも同じ場所に建っている。このことの裏側に「意識の中の時間」が存在しています。これは建物で起きるさまざまな出来事と関係があるものです。
動かず、同じ場所にある建物を背景にして出来事は起こります。人間にとって「意識の中の」に残る出来事は記憶として刻まれ、その場、その空間と結びつく。こうしてできた記憶が積み重ねられて、人間と建物との特別な「時間」が成り立つのです。つまり「時間」は記憶の堆積物ですね。そして建物との特別なつながりを持っています。
このような「時間」は人間の「意識の中」にあって建物に生を与えていると考えていいかもしれません。生きた建物には「時間」が流れているわけです。
そして、今度は「意識の中の時間」が人間に働きかけてその感覚を刺激し、逆に建物との関係を新たに作り出すということも考えられる気がします。
Nature in mind
A building keeps its standing position as far as it is alive on the earth. This is a big difference from a car or ship. And mere volume in the structure can get rich space by means of external and internal factors, for example natural light, love of family, rain, time passing etc. Human beings can have his own memory in the space. Memory has something to do with the state of soul. Therefore it should depend upon the way of space how to emerge at the moment and the way of mind how to receive the memory. Pepole can never control this correspondence between space and mind. So there might be Nature capital N in the psychological level.
