56/75 建物の住居表示とパブリックの意識

ken1062006-11-30

これはロンドン郊外にあるBedford Park ベッドフォード・パークという住宅地です。ヒースロー空港からロンドンの中心に向かう途中にあるTurnham Green ターナムグリーン駅が最寄りです。Richard Norman Shaw ショウという建築家が住宅の設計を手がけています。1870年代に開発されました。赤レンガが特徴で、アン女王様式と呼ばれます。
さて、このベッドフォード・パークは郊外の住宅地として計画的に開発されたので、似たような家がたくさん連続しています。しかし実際ここを歩いてみると、住居表示が道に対してなされているので、地図さえ手元にあれば自分が今いる所がすぐ判明します。住居表示が分かり易いんですね。写真の右下に道路名を書いた白地のネームプレートが見えます。文字まではちょっと小さくて読み取れませんが、Bedford Road と書かれています。こんな風に見やすい場所に住居表示がなされているんです。それが「道」に対してである点がポイントです。