今の日本はどうなっているのか:今後の予想3

 

アメリカは自由主義国家ではできないウイルスの研究を統制国家である中国にやらせている。

 

これは妥当なことだ。恐らくフランスも同じことをやっている。冷徹でしたたかな国家戦略の一端と見ればいいとおもう。

 トランプ大統領とともに「ファウチ博士」という人物が登場して、このことが表面化した。アメリカでは著名なファウチ博士は現在、国立アレルギー・感染症研究所の所長であり、長年、大統領の側にいる専門家である。

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Dr.Fauci, the Director of National Institute of Allergy and Infectious Diseases

 

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武漢ウイルス研究所

 

 

アメリカで昨年の10月に感染症に関するシンポジウムが Johns Hopkins Center for Health Security の主催で開かれた。武漢で新型コロナウイルスが現れた頃だ。このシンポジウムで、未知のウイルスが世界中に広がって膨大な死者を出し、人類が危機を迎える可能性のあることが議論されたという。

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Event 201

感染症による世界危機はすでに想定されている。中国の武漢にあるウイルス研究所は世界最高レベルの研究を行っており、ここからウイルスが漏れて世界中に蔓延する可能性は十分あったのだ。その事は米国政府や取り巻きの研究者は知っていただろう。米国当局は中国にやらせておいて良かったと胸を撫で下ろしていたかも知れない。中国ならば、政府が強権を発動して情報を封じ込め隠蔽できるからだ。

 

米国政府は中国に対して「政府に責任を取らせる」「国内でウイルスが蔓延し始めたことを世界に知らせず、情報を隠蔽した」と怒りをあらわにしているが、裏では中国の隠蔽体質を利用するような施策を行っていたのだ。

 

ところで、Event201 のスポンサーはビルゲイツ財団と世界経済フォーラムだった。

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スポンサー

 

アメリカではウイルスが蔓延して国家存亡の危機が訪れることはすでに想定されており、ビルゲイツ氏などは、次のビジネスチャンスはワクチン開発だと考えているだろう。

感染症への対策は「国防」の1つだという認識があり、人の移動を制限したり、空港や港を統制したり、病人を隔離する様なハードなミッションは軍隊に依頼される。

それでも、アメリカは新型コロナウイルスが国内で蔓延するのを阻止できず、現時点でも9万人近い死者を出し、ニューヨークを封鎖する様な非常事態になった。

ウイルスの発生源が中国だとしても、実はアメリカが資金を出してウイルスの研究をさせていた研究所だったとなると、悪いのは中国ばかりでない事になる。

それでも、ホワイトハウスはなりふり構わず「中国に責任を取らせる」行動を激烈に行っていくだろう。

一方のわが日本は、神の御加護が厚いのかウイルス蔓延の件では死者はほとんど無かった。対応は町の保健所に依頼した。それでもお人好し体質のせいだと思われるが、アメリカや欧州での惨劇を我が事の様に受け止めて、経済を止め、GDP 20%減、大切な貯金をけいき良く浪費している。日本の行政やメディアが今やっていることは、ほぼめちゃくちゃだ。